会社概要

株式会社ラクイチは工事業者を営業力で躍進させ、建設職人の地位向上を使命としています。建設職人であることに誇りを持ち、次世代にその技術、思いを伝えることのできるように全力でサポートいたします。

グループ会社であるRakuichi Nepal Pvt. Ltdでは安定した多くの雇用創出により、ネパールに貢献することを使命としています。

会社概要

名称株式会社ラクイチ
設立平成18年2月
本社〒112-0004
東京都文京区後楽2丁目3-10白王ビル9F
TEL:03-5615-8471
FAX:03-5615-8472
関連会社Rakuichi Nepal Pvt. Ltd.
Ward 04 chappalkarkhana, Kathmandu, Nepal
役員代表取締役 中村 斉
専務取締役 柴﨑 栄希
資本金1,000万円
取引銀行三菱UFJ銀行(飯田橋支店)
三井住友銀行(飯田橋支店)
巣鴨信用金庫(水道支店)

代表 中村 斉について

株式会社ラクイチ代表 中村 斉を、弊社創業パートナーで専務取締役である柴﨑栄希がご紹介します。中村の人物像とともにラクイチの創業経緯、業界に対する想いをお伝えします。

防水材メーカーで志を抱く

1998年3月大学卒業後、株式会社ダイフレックスに入社しました。建築防水材のメーカーであるダイフレックスで営業マンとして配属され、業務内容は防水工事会社へ防水材を販売することでした。

入社後、直ぐに行われる新入社員研修で同期社員に『みんなで責任ある立場になり、この会社の舵取りができるように頑張ろうぜ。』という中村に対して、私はビッグマウスな男だなと思ったのと同時に、これからのサラリーマン人生が面白くなりそうだなと感じました。

それから1年が経ったころの同期研修時に中村が、『俺は防水の専門的な知識を習得することにより、自社製品を沢山売れる優秀なセールマンなりたいのではなく、新しいビジネスモデルの構築や、斬新なアイディアを発想できるような優秀なビジネスマンになることを目指している。そのために、仕事以外のことは何もしていない生活だが全く苦にならない。』と発言していました。
当時、私も労働時間では中村と変わらず仕事漬けの毎日でしたが、目指していたものが、できるだけ専門的な知識を習得し、優秀とまでは言えなくても合格点を取れるセールスマンであったため、この刺激的な意見に影響を受けました。

建設業界に対する使命感

『今は力がないから新里さんに助けてもらわないといけないけど、必ずこの会社の社⾧になって、将来、新里さんのことを助けるから、時間を下さい。』
新里さんはラクイチ創業時からの契約会社である(有)新里工業 新里社⾧のことです。
入社1年目、中村は、ちょっとした経緯で、ある現場の監理を行う業務をしていました。材料メーカーの新人営業マンですから、上手く工事監理が出来なかったこと、普段は付き合いのないダイフレックスが入り込んだことから、その現場で関わりのある多数の人から嫌がらせを受けていました。そんな中、当時防水作業員さんの親方だった新里社長だけが親切に接してくれました。

親しくなった新里社⾧から次のような昔のエピソードをお伺いしました。
ある現場で、金額を決めずに防水の工事を請け負いました。
ウレタン防水密着重ね塗り工法1500㎡を施工。 15人工で施工が完了し、後日、依頼先の元請からの金額提示が工賃30万円。㎡単価にすると200円/㎡。人工だと2万円/人工です。
新里社⾧が笑い話として「工賃が200円/㎡なら請け負わなかったよ。でも赤字になってない自社が悔しいね。」と語るのを聞いた中村は「これだから業界が良くならないんだ。」と思ったそうです。この業界でこの仕事に携わっている人間であれば、この工事を15人工で完了させるすごさ(圧倒的な施工能力、スピード)のある施工業者だとわかるはず...

なのに、新里工業の圧倒的な施工能力に対してリスペクトするのではなく、200円/㎡で工事原価がおさまり、予想以上に 自社の利益が確保できたこと、今後もこの施工能力を自社のためだけに利用しようと考えている点に、中村は嫌悪感を覚え、新里工業のような業者が適正評価を受ける業界に変えていかなければいけないという強い使命感をもったそうです。

ラクイチのビジネスの目的と意義

『購買可能金額が1億円の会社に対して1000万円購入してくれる会社と、購買可能金額が100万円の会社で100万円購入してくれる会社、どちらが大切にしなければならない会社か?』入社から数年を経たころ、中村が問いかけてきました。
中村の答えは『俺は迷わず後者の会社を客だと思う。そして後者の会社を1000万円購入できるように営業支援をしてあげるよ。』

2005年12月サラリーマンをやめ、ラクイチを創業する直前に私にむかって言った中村の言葉。この言葉からラクイチが始まり、今のラクイチがあります。

『業界に必要なビジネスモデルを考えついた。このビジネスモデルが成功しなければ、この業界はもうダメだ。まあ、心配することないぜ。業界のために考え抜いたビジネスモデルだ。俺たちが儲かるためのモデルじゃない。だから成功するイメージしか見えてこない。一生懸命頑張っている職人が潤うような業界にしたいよな。必ずしてみせる。やってやろうぜ。』

こんな使命感があり必要とされている仕事を与えてもらったことに感謝と感動を覚え、躍動する毎日です。